小正月の1月15日に斎行される豊作祈願、稲作の作柄を占う神事。夜前、宮司による火入れ神事(浄火)が行われたあと、神饌所で小豆を混ぜた粥を炊き上げる。用意された3本の竹筒には、それぞれに一、二、三と刻み込まれ、一は早生(わせ)、二は中生(なかて)、三は晩生(おくて)を意味し、その中に入っている米と小豆の量で一年の稲の収穫豊凶を占う筒中の小豆が少なく、米がたくさん詰まっている程収穫が期待される。また、粥を椿の葉で包み、御神札と共に竹筒に挟み、田畑にさしておけば虫除けになり、多くの稲が収穫できると信じられている。広く口丹波一円から豊作を願う農家の人達でにぎわう。
- 開催時期
- 15日